厳しさと優しさ

子供に対して厳しさと優しさ、どのようなさじ加減で表したら良いのだろうかと考えることが、最近良くあります。 私とかなり違う家庭環境で育った夫が実家に対して、そして母親に対して抱く思いを聞くたびに、私のそれと大きく乖離していることを感じ、その度に色々と考えさせられたりするのが発端なのかもしれません。 私自身の話になりますが、親子関係においては特に成人してから、それぞれが相手に対し敬意を持てるような関係になりたいなと思っています。 最近特にそんなことを思うようになったのですが、それは私の身近な女性が何気なく言った一言 「私の一番尊敬する人はお母さん。でも自分がお母さんのように素敵な人になれるか分からない」 という言葉が深く私の心に染み込んだからなんですね。 私は娘にここまで思って欲しいと期待はしていないのですが(出来た人間ではないということを私自身が実感しているので(笑))、やはりこうやってお互いに尊敬しあえる関係というのは素晴らしいし、私も娘とそうありたいなと思います。 そこで冒頭でお話しした、夫と私の実家に対しての思いの乖離の話に戻ります。 厳しいだけではその人との関係が育たないというのは、まさに私の納得するところです。関係が育たない以上、敬意は持てないですよね。 だからこそ子供の気持ちを見つめていきたいし、大切に扱いたい。 …でも反対に子供の気持ちばかり聞いていると、今度はその子がダメになってしまうんですよね。 優しさはどのように、どの程度、そしてどのタイミングで表現するのが良いのかというところが目下の課題だなと感じています。 条件設定や話の流れがシンプルなら話は簡単です。どこかのCMにあったように「抱きしめる」だけならいくらだってやれるし、泣いていたら慰めるということも簡単です。 しかし複雑な状況の時、娘の取った行動に、咄嗟にどのように受け取って返していくのが好ましいのか。 いやきっと理想論は分かってるんですが、それを私の心でどのように100%理解して難なく実行に移せるようににもっていくかについては、なかなか答えが出ないところがあります。 親も人間ですから、気持ちの余裕がない時に理想の行動は取れないわけで。 むしろ反省ばっかり促される行動を取ってしまうわけで。 どの親も、色々と試行錯誤して、でも結果的に思わしくない状況になっては毎日反省するという運命を追っているのでしょうね。 最初から子供を悲しませたい親なんて、一人もいないでしょうしね。 そう考えると、私を育ててくれた親も、親なりに試行錯誤して、今の私みたいに失敗ばっかりして育ててくれたんだなというところに行きつきました。 出来ない自分を許すことは、親の不器用なところも丸ごと受け入れるということなのですね。私が親になって初めて学んだことです。 そして更に思うことは、親も完璧とは程遠い存在だからこそ、子供に対しても悪いと思ったらそれを認める姿勢を常に持つことが大切なんだろうなと。 そうして初めて、厳しさも優しさも意味を持つのかなと思ったりしました。 冒頭の疑問の回答はいまだ得られてないですが、これから娘と試行錯誤で見つけていくしかないのかもしれません。 かなり難しくもあり、時として途方もなく手強く感じもし、しかし遣り甲斐があるものだなと思っています。 どうかミラクルが起きて、素敵な女性に娘が育ちますように!